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US-2 インドへ輸出 武器輸出三原則は?

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消防飛行艇 なら輸出できるか!?

新明和では、US-2を民間の消防飛行艇として販売する計画を持っていて、
2005年のパリ航空ショーで模型を展示、またパンフレットで詳細を発表していた。
20カ国ほどから興味があるとの打診を受けたという。
この研究についてはすでにPS-1の5801号機で実験を行っており、データの蓄積は完了している。
しかし、海上自衛隊向けの機体のため、日本政府の「武器輸出三原則」によって当時では輸出することは
不可能であり、海外展開は三原則の緩和(あるいは解釈変更)を見越しての計画であった。
日本航空機開発協会 (JADC) では、本機開発にあわせて民間転用への開発調査を実施し、
消防・監視・離島支援へのニーズがあることを確認した。
今後は市場調査および機体構造の検討を予定している。

2007年(平成19)12月初旬にマレーシアで行われたLIMA'07 エアショーにおいて、
US-2(海自3号機仕様)の大型模型を展示し、森林消火や海難救助、災害時の緊急輸送活動と
いったニーズに応えられるとして提案した。

防衛省は2011年、US-2について民間転用で必要となる技術情報を開示する方針を固めた。
これにより新明和は同機をインドやブルネイへ売り込みを図っている。
防衛省・自衛隊は、仕様が民間機と変わらないため武器輸出三原則には抵触しないと判断している。
また、武器輸出三原則の定義そのものが2011年12月27日に変更され、
武器であっても特定の条件および取り決めを満たした国には輸出可能となった。

新明和工業、川崎重工及び島津製作所は2012年4月1日に共同組織を立ち上げ、
防衛省等との交渉や営業に当たることとした。
拠点の1つは有力な売り込み先として考えられたインドのデリーに置かれている。
2013年3月、新明和工業は輸出のための「民間転用」の手続きをはじめており、防衛省も協力している。2013年5月時点で、日本とインドの両政府が輸出に向けた協議を行なっている。
いよいよインド輸出が現実味を帯びてきた?

スペック
乗員 - 11人
全長 - 33.25m
全幅 - 33.15m
全高 - 10.06m
最大離着陸重量 - 47.7t
最大離着水重量 - 43.0t
エンジン - ロールスロイス AE2100J ターボプロップ×4
出力 - 4,591shp×4
境界層制御 - LHTEC T800を使用
最大速度 - 315kt(約580km/h)
巡航速度 - 260kt(約470km/h)
航続距離 - 4,700km(約 2,500海里)
巡航高度 - 20,000ft(約6,100m)以上
実用上昇限度 - 30,000ft(約9,150m)以上(未公表)
離水滑走距離 - 280m(43t時)
着水滑走距離 - 310m(43t時)

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