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戦後70年特集番組から想う [ニュース]

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今年は第2次世界大戦終結から70年と言うことで
色々なチャンネルで特集番組が組まれています。

さらに、これまであまり語られてこなかった
ことにも言及する番組もあったりして
内容が濃くなってる気がします。

これまで話してこなかった方々が
これを機会に色々なことを語ってくれるようなことも
あったのでしょう。

どの番組を見るにつけ
戦争と言うものは一度始まると止めるというか
やめることが出来ないのだと言うことが良く分かります。

これは、公共事業やこの前の国立競技場問題を代表として
わが国の専売特許とも言うべき性質なのだと言うことが
よく分かります。

それと今年の番組の中で
終戦か敗戦かと言う問題の番組もありましたが
戦争に参加した人のなかには
8月15日を停戦だと位置づける人もいると言うことが
分かりました。
誰でもそうですが負けたとは思いたくないものです。

ただ、日本の終わり方がよくなかったのだと言う人もいます。
ドイツの場合、国土も荒廃し当時の政権もヒトラーの
自殺(と言われています)によりナチス第3帝国が滅亡したことで
ドイツの再興を一からすることが出来たのではないか?

日本の場合、国土の荒廃はドイツと同じのですが
国の体裁はすべてを変えるところまで行きませんでした。
しかも戦時中に国の中枢にいた人間が戦後も
中枢に残ると言う中途半端なことが起こってしまったことが
その後の日本のありようを決めてしまったと言う方もいます。
それにはGHQの占領政策も大きく影響してるのでしょうが
なんとも皮肉なもんですね~

国策の無責任体質は今まで引き継がれることになっています。
違うと言われそうですが、そう想われても仕方ないことが
このところの政治の有様を見てると感じます。

市民生活の話も色々出てきてます。
面白かったのは、ラジオで戦後直後に読まれた川柳の話があって。

実は・・・とか、今だから言うが・・・という書き出しで
読まれた川柳が結構あると言うこと。
みな感じていたんだと思いますが、言える状況ではなかった
と言うことなのでしょう。
そういう世の中の空気を作らないと言うことが
大事なのかもしれませんね。

開戦当初から防空壕を掘れと命令された人は
この時点でこんなもの掘ってると言うことは
日本は負けるんだと感じたと言います。

学徒動員で工場労働者として働いた経験のある
当時中学生だった女性は、
言っちゃ何だが私たちがこんな事してるようじゃ
ダメだろうと感じてたそうです。

開戦当時のGDPのアメリカとの比率は
アメリカが100だとすると、日本は9だそうで
生産性の差は歴然で、開戦したら負けるのは
だれの目にも明らかなのに・・・
しかも補給物資は国産は少なく、
輸入品に頼っていることも多かったと聞きます
戦争中はほぼ入ってこないでしょう、
そんな中で戦争を続けるのはムリでしょう。

ある歴史家の意見では
世界大恐慌の後10年で戦争があった。
リーマンショック以降8年がたった今
先の大戦前の状況に近いのか?

今の日本国家と言うのは、国民を信用してない
国民も国を信用してない。
そんな状況で今の日本の有様はどうなんでしょう?

そもそも感情論に流されやすい国民性があるので
危険なのかもしれませんね。

分かってても止められない
それが戦争なのでしょう。

思うに今が戦前だと言われないように
しないといけないなと思います。

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